日本歯周病学会会誌
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歯周治療におけるLDDS (ペリオクリン®の) 位 置づけに関する臨床的検討
木村 三右衛三辺 正人飯田 正人
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1991 年 33 巻 4 号 p. 995-1002

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抄録
本研究ではlocaldurgdeliverysystem (LDDS) と, rootplaning (RP) を併用する際の有効なLDDSの使用時期を明らかにするための臨床的検討を行った。
方法はRP前, RP後, RP前後にミノサイクリン徐放性軟膏の局所投与 (1回/Week×4) を行った。臨床診査は初診時, RP直前, RP2ヵ月後にplaque index, gingival index, bleeding on probing (; BOP), probing attachment levelの測定を行った。
RP前にミノサイクリン徐放性軟膏の局所投与を行うことにより, BOP率の減少および臨床的付着獲得量の増加が認められた。また, RP前にBOPが認められない部位においてはRP後に, 臨床的付着量の増加を示す率が高くなることが解った。
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