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順天堂医学
Vol. 32 (1986) No. 2 p. 123-132

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http://doi.org/10.14789/pjmj.32.123

特集 城所・駿河両教授定年退職記念講演
  • 抄録

私が今日, 外科医として振り返って過去の研究を考えてみると, 二つの流れがあった. 一つは, 東大分院外科における福田保先生以来のショックの研究であり, 他の一つは, 東大分院外科で開発された胃カメラの研究に, 深く関係することになったことである. ショックの研究には, 微細循環の立場から深く関係することになり, これは外科臨床の場では, 術後管理の重要性を強く認識することになった. また胃カメラは, 胃癌の外科の推進に大きく役立った. 殊に外科の立場から, 内視鏡を重視する必要性を強く認識させられた. 結局, 私が若い時代に関係した研究テーマは, 全く異なった二つの方向であったが, この両者は, 私の胃癌の外科の考え方, 術式の工夫, 術後管理のすべての面に, 極めて重要な役割を占めていたことを痛感している.

Copyright © 1986 順天堂医学会

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