人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第20回 (2006)
セッションID: 2D1-3
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加速度センサによる基本動作の発見
*堀 聡佐々木 瑞穂瀧 寛和
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抄録
工場での効率的な作業手順を決定するのに、管理工学(Industrial Engineering)の動作研究が使われている。動作研究は、作業が限られた種類の基本動作から構成されている事に注目し、作業中に基本動作シーケンスを観測することにより、その作業のムダを発見しようとする物である。一方、熟練作業者は多くの経験から得た暗黙知を持っており、その効率的な作業動作は、彼の知識の発露と捉えることが出来る。我々は、加速度センサを手足に付けることにより、一連の動作が記録できる方式を開発した。しかし、動作の識別には、人が都度考え出したしきい値を用いていた。今回、Induction(C4.5)手法を使って、作業上重要なイベントとなる動作を識別するルールを発見する事が出来た。この手法を使って、「ダーツ投げ」、「指さし」の動作判別ルールを発見できた。また、そのルールの有効性も確認した。
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© 2006 社団法人 人工知能学会
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