人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第28回 (2014)
セッションID: 2D5-OS-28b-3
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身体としての言語
*篠原 和子川原 繁人本間 武蔵
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抄録

言語の本来的在処は,個人の身体である.これは特に音声言語については個人の「声」にその基盤がある.本発表では,難病医療の現場で,声を失う患者に本人の声による発話を可能にするツールを無償提供する試みを紹介し,このツールの改善を言語学の応用事例として考えながら,現代言語学が声の個人性を捨象するところに成立してきた経緯を批判的に論じ,言語音の身体性について考察する.

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© 2014 一般社団法人 人工知能学会
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