人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第32回 (2018)
セッションID: 1J1-01
会議情報

語義曖昧性解消のための定義文拡張におけるネットワーク特徴量を利用したWikipediaの記事評価手法の検討
*村田 亘大沢 英一
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

自然言語処理の基本タスクの1つに語義曖昧性解消がある.これは,文中の多義語の語義を識別するタスクである.我々は,Wikipediaのハイパーリンク構造を利用し,記事をノード,リンクをエッジとする大規模ネットワークと捉えた.さらに,語義と類似性の高い記事を選定することで,語義の定義文の拡張を行った.語義曖昧性解消の実験では,記事の選定に失敗し,正解率が低い語義がみられた.そこで本研究では,定量的に選定された記事の有用性の評価を行うことで,正解率が向上すると考えている.私たちは,ネットワーク特徴量に着目し,ネットワーク構造の解析を行った.検証した結果,特にモジュラリティQの値が正解率に影響していることがわかった.

著者関連情報
© 2018 一般社団法人 人工知能学会
前の記事 次の記事
feedback
Top