人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第32回 (2018)
セッションID: 2H2-01
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隠れマルコフモデルを用いたテニスにおけるラリー系列からのパターン発見
*宮原 捺希手塚 太郎中内 靖
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抄録

本研究では,テニスのモーションキャプチャシステムから取得されるボール位置データのパターン分析を行うことで,テニスの戦術企画に貢献するシステムを構築する.テニスの試合におけるラリー中のボールのバウンド位置データに機械学習を適用することで,ラリーの特徴抽出を行うことを本研究の目的としている.提案手法として,ボールのバウンドの時系列データに隠れマルコフモデル(HMM)を適用し,ラリーの統計モデリングを行った.実験では,HMMによって表現される混合要素と重心の分散を,4種類のテニスコートのエリア分割に対応させて検証を行った.さらに,初期状態確率と遷移状態確率からボールの遷移の傾向を読み取り,ラリーの特徴抽出を行った.

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© 2018 一般社団法人 人工知能学会
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