主催: 一般社団法人 人工知能学会
会議名: 2019年度人工知能学会全国大会(第33回)
回次: 33
開催地: 新潟県新潟市 朱鷺メッセ
開催日: 2019/06/04 - 2019/06/07
本研究では、司法試験の自動解答に向けて、過去問72問について自動解答可能性の分析を行い、将来の展望を考察する。 本研究では、ルールを設定することで法的な推論を行うことができる論理型言語PROLEGを用いる。本来は、手動でルールを作成するものである。本研究は、そのPROLEGルールを自動で生成することを最終目標とした、最初の取り組みである。 自動解答をするうえでは、言語処理が欠かせない。言語処理を行わない部分についてプログラムの作成を行い、過去問の問題文について言語処理を行う場合、手動で作成されたPROLEGルールとの結びつけがどの程度容易かを主観的に判断した。さらに、自動解答できる問題を増やすために、ルールを言語処理しやすい形に変換することで、結び付けをより容易にするルールの設計を目指す。