人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第34回 (2020)
セッションID: 2P6-GS-13-01
会議情報

不動産に関する地理空間情報と建物画像を用いた建物の構造・築年代推定手法の検討
*小川 芳樹沖 拓弥関本 義秀柴崎 亮介
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

地震被害推定の精度向上には,建物1棟1棟の構造・築年代情報を有する建物データベースの整備が必須である.そこで本研究では,不動産データから得られる地理空間情報(GIS)と建物画像を用いて建物の構造・築年代を1棟単位で推定する手法を2つ提案し比較する.1つ目は,全国の不動産ポイントデータ(構造・築年代付き)に,用途地域や道路などの GISデータ情報を空間結合させることで,教師データを作成し,スパースモデリング(SpM)による学習するモデルである.2つ目は,不動産データから得られる建物の外観画像を畳み込み深層学習(CNN)により学習するモデルである.最後に,提案した2つのモデルを実際の不動産データに適用し,実験することにより,建物構造と築年代を正確に分類できることを検証する.

著者関連情報
© 2020 一般社団法人 人工知能学会
前の記事 次の記事
feedback
Top