人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第34回 (2020)
セッションID: 3D1-OS-22a-05
会議情報

人工知能による多義図形認識手法の提案及び解析
*堀江 紗世森 直樹
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

従来の画像認識の研究では,一義的な内容を表現する画像を主に対象としてきた.そのため,だまし絵のような複数の意味を表現する多義図形に対して人工知能による画像認識を適用した研究はほとんどない.そこで本研究では,人工知能による多義図形理解を目的として,多義図形か否かの識別問題,多義図形中に描かれている二つの対象のオブジェクト識別問題,そして人工知能がどの部分に着目して多義図形を認識するのかについて数値実験をした. その結果,人の顔と風景の多義図形において,人工知能に多義図形とそうでない画像を識別させることに成功した.また,Grad-CAM による解析により,肖像画と多義図形における人工知能による注視点の類似性を確認した.また,90 度回転によりうま・かえるに変化して見える画像について,94% 以上の精度で人工知能に両オブジェクトを認識させることができた.また,回転によってうさぎ・あひるに変化して見える画像について,アンケート調査と人工知能による認識の相関係数が 0.772 と非常に強い相関を持つことを示した.

著者関連情報
© 2020 一般社団法人 人工知能学会
前の記事 次の記事
feedback
Top