人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第34回 (2020)
セッションID: 3H5-GS-3-04
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BLEビーコンとLPWAを用いた工程間物流における非定常行動抽出手法の提案と実装
*山口 将央大塚 孝信
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抄録

昨今ものづくりの現場では様々な問題がある. これらに対応するためにIoT化やデジタル化が進んでいる. 一方で, 製造現場の物流に関しての問題は手付かずの状態である. 特に, 自動化の困難な工程間物流の効率化は重要である. 本研究では, 作業員や部品配送車両の位置情報, 動き方についての情報(位置稼働情報), 部品の在庫に関する情報を管理するシステムを実装し, 工程間物流の効率化に利用している. 本研究では, 実際の工場における工程間物流の位置稼働情報のデータを用いて位置推定を行う. 得られた位置推定座標と移動距離のデータを回帰分析により分析することで, 作業員の作業が定常通りに行われていたかどうかを評価する. また, 位置稼働情報の時系列データを用いることで, 非定常行動が行われることが多い時間帯を抽出し, 工程内物流の作業工数削減を行う.

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© 2020 一般社団法人 人工知能学会
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