人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第34回 (2020)
セッションID: 4O3-GS-13-05
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人工知能を実装したシステム開発におけるプロジェクトリスクの考察
*首藤 康浩
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抄録

近年、働き方改革を背景に、人工知能を利用したシステムに対する需要が高まっている。しかし、ビジネスロジックから仕様を決定する従来型のシステム開発手法は、人工知能のシステム開発に適用することが難しい。人工知能のアウトプットは学習データ、説明変数、実装するモデルの手法に依存するため、実際に開発を進めなければ、人工知能が目的に合った手法かどうか分からないためである。開発前に概念実証(Proof of Concept ,PoC)を実施、検証することで失敗リスクを減らすことは可能だが、PoCの範疇と実際の運用で異なる部分がある以上、システムの有効性を保証するものではない。 本研究は、従来のシステム開発と人工知能を利用したシステム開発の現状を比較して、人工知能の実装に関するプロジェクトリスクに対してどのように対応すべきかを考察する。

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© 2020 一般社団法人 人工知能学会
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