人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第34回 (2020)
セッションID: 4Rin1-19
会議情報

身体的特徴が異なるエージェントにおける立位熟達過程の分析
ニューロエボリューションによる進化的学習に注目して
*山田 雅敏高田 亮介坂本 孝丈竹内 勇剛
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

本研究では,ニューロエボリューションによる進化的学習を通して,身体的特徴が異なる3体のエージェントが立位熟達過程を分析し,共通した学習プロセスを導くことを目的とする.エージェントの学習手法として,NEAT(Neuro Evolution of Augmenting Topologies)を採用した.エージェントの身体の重心位置が高いほど,エージェントに対して高い報酬を与えるようにそれぞれ設定した.実験の結果,Humanoid-v2は立位が保持できなかったのに対して,Hopper-v2とBipedalWalker-v2は立位スキルを獲得したことが認められた.考察から,エージェントの立位熟達過程に関して,(1)上部の固定性,(2)下部の動的状態,がエージェントの立位の安定性に関連していることが示唆された.

著者関連情報
© 2020 一般社団法人 人工知能学会
前の記事 次の記事
feedback
Top