人工知能学会全国大会論文集
第34回 (2020)
セッションID: 4Rin1-49
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文化財説明文を対象とした平易化支援システムの設計と実装
*加藤 汰一宮田 玲立見 みどり佐藤 理史
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抄録

文化財の説明文を平易に書き換えるためのシステムを提案する。重要な観光資源である日本の文化財の魅力を幅広い層に伝えるためには、日本語学習者である非母語話者や子どもにも理解できるように、文化財説明文を平易に執筆することが求められている。しかし、複雑な文構造・難解語・専門用語が多く使われがちな文化財説明文を平易に書き換えることは容易ではない。そこで我々は、平易化事例の分析を踏まえて、人間の平易化作業を支援するシステムを設計・実装した。本システムは、大きく(1)文分割、(2)文末表現の平易化、(3)語彙の平易化、(4)専門用語の平易な説明生成の各モジュールからなり、いずれも人間の判断材料となる書き換え候補を出力する。この内、(1)文分割モジュールについては、既存研究を参考にしながら、並列節、副詞節、連体節の分割フローとルールを定義し、分割精度を評価した。並列節、副詞節の分割については実用精度0.86、連体節の分割については実用精度0.79と、書き換え候補の出力機能としては有用なレベルに達した。

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© 2020 一般社団法人 人工知能学会
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