人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第36回 (2022)
セッションID: 2D5-GS-2-04
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完全準同型暗号を用いたニューラルネットワーク推論処理の秘匿化について
*西田 悠太郎安田 聖廣政 良小関 義博
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抄録

完全準同型暗号とは、データを暗号化したまま任意の演算を行うことができる暗号である。入力データを完全準同型暗号を用いて暗号化することで、データを秘匿したままニューラルネットワークによる推論を実行できる。しかし、暗号化データに対する演算は、平文に対する演算に比べて低速であるため、複雑なニューラルネットワークの推論処理は非常に低速になるという問題がある。本論文では、完全準同型暗号で暗号化されたデータに対するニューラルネットワーク推論処理について、ネットワーク構造やハイパーパラメータによる精度と速度のトレードオフを調査した内容について述べる。

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© 2022 人工知能学会
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