Open-CV AIカメラを活用した入山者管理システムの構築

抄録

近年、日本の里山では、松茸泥棒をはじめとして、許可無く私有の山に入山するトラブルが発生している。普通の私有地であれば、囲いを作成し不審者の侵入を防ぐことは可能であるが、私有地の山である場合、それらを囲うことは現実的ではない。 本研究では、非常に小型でありなおかつ個人特定が可能なOpenCV AIカメラを、山の中の人が通りやすい獣道などに、隠して設置し、不審者を発見することを提案する。 本論文では、山の中での不審者を容易に発見するためのOpenCV AIカメラを活用した入山者管理システムの提案を行いプロトタイプシステムの実装を示す。 また、本システムの評価を行うことで、本システムの有効性を示す。