人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第36回 (2022)
セッションID: 3Yin2-15
会議情報

護岸ひび割れ画像の特徴量分布とKLダイバージェンスによる中間層出力の分析
*吉田 龍人都築 幸乃大久保 順一藤井 純一郎山下 隆義
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

機械学習において標準化や正則化といった入力データのスケーリングは一般的な手法であり、スケーリングによって入力データの分布の差を軽減することができる。またニューラルネットワークの多くで導入されるBatch Normalizationは畳み込み後の特徴量の分布をスケーリングさせる目的を持つ。一般にBN層の出力は活性化関数による非線形変換が行われるため、Batch Normalization層を経た特徴量の分布は特徴量の伝播に寄与し、ニューラルネットワークの精度に大きな影響を与えると予測される。 本研究では護岸のひび割れsegmentationをテーマに、確率分布の差を測る指標であるKLダイバージェンスを用いてBatch Normalization層出力を評価し、入力画像の特徴量分布とKLダイバージェンスとの関係性を分析する。

著者関連情報
© 2022 人工知能学会
前の記事 次の記事
feedback
Top