人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第38回 (2024)
セッションID: 1I3-GS-5-01
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2期間マッチングにおける公平性と非浪費性
*米谷 颯人木村 慧孫 兆鴻横尾 真
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抄録

本論文では,時間の経過に伴い選好が変化する状況を捉えることのできる,2 期間を通じた両方向マッチングを考察する.このようなモデルでは,各期間で異なるエージェントとマッチングすることが可能である.従来の研究では,いずれの期間においても,エージェント一人,あるいはエージェントのペアが結託することで得をするようなことがないマッチングを動的安定なマッチングとして定義している. 本論文では,2 期間マッチングにおける新たな公平性および非浪費性,個人合理性を定義し,動的安定性との関係性について考察する.また,定義した公平性と非浪費性を同時に満たすマッチングの存在性について議論する.

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