人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第38回 (2024)
セッションID: 2I4-OS-1b-01
会議情報

YouTubeでの偽情報を発信するユーザの特徴分析
*太田 光紀鳥海 不二夫
著者情報
キーワード: SNS, YouTube, 偽情報, 人工地震
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

近年,ソーシャルメディアの急速な普及に伴い,個人での情報発信が容易となり,個人の発信する情報が持つ影響力が拡大している.また、若年層においては、主にYouTubeなどの動画配信型SNSが新たな情報源としてテレビに代わりつつある。しかし、これに伴いSNS上での偽情報の拡散が社会的な問題となっている。直近では能登半島地震に際にも、人工地震に関する偽情報が拡散され、それを信じる者が増加していることが懸念されている。 そこで本研究では、動画配信型SNSであるYouTubeにおける動画とコメントのデータを分析することで、偽情報に関連した動画の持つ特徴を分析し、偽情報を拡散する投稿者の目的を明らかにした。その結果これらの投稿者は、社会的に話題となった出来事がきっかけとなりこれらの動画の投稿に至り、自身のほかのSNSやアフィリエイトといった外部リンクへの誘導を目的としている可能性が示唆された。

著者関連情報
© 2024 人工知能学会
前の記事 次の記事
feedback
Top