人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第39回 (2025)
セッションID: 3J5-GS-5-04
会議情報

トップダウン手続きの最適化を通じたLLM Agentのプランニング手法
*村上 夏輝加賀屋 智之黄瀬 輝
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

大規模言語モデル(LLM)の顕著な成果により,LLMエージェントに関する研究がますます活発になっている. しかし,LLMの推論方法は,複雑なタスクに対する探索空間の巨大的な増加、非効率的な計画、推論の一貫性の欠如、そして説明可能性の不足といったいくつかの課題がある. 本研究では、認知心理学と論理から着想を得たプランニングフレームワークを用いて、人間の問題解決能力を模倣するLLMエージェントを提案する. 具体的には,複雑なタスクを最も簡単なタスクにまで分解する手法である. Minecraftを用いた実験の結果により提案された方法がローレベルな動作生成との結合を容易にしたことを示した. さらに説明性の向上により人間と協力できるエージェントとしての可能性を示した.

著者関連情報
© 2025 人工知能学会
前の記事 次の記事
feedback
Top