日本応用数理学会年会予稿集
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セッションID: O05
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O05 多相流体計算法の現状
メカの急転回泳動のCIP法による数値解析
*渡次 圭内藤 和樹矢部 孝
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抄録

魚は流体中を自由自在に泳ぐことができる。特に小さな魚は急速な回転運動を行う。しかしながら、その科学的理解は必ずしも十分ではなく、魚の運動の力学について体系化への努力が続けられている。
物体と流体が同時に存在し相互作用を行う現象は数値計算による解析が難しいことが知られているが、空間微分値をも用いて3次の補間関数を構築するCIP法を用いれば、比較的少ない直交格子を用い、物体と流体を統一して計算を行うことできる。さらにその際、魚体表面に発生する圧力から得られる並進速度が実際に観測された魚の速度と一致することを確認した。

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© 2002 日本応用数理学会
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