抄録
形状最適化がsmoothing技術無しに行われた時には,滑らかでない境界を持つ最適化形状が得られる場合が存在することが知られている.このような不都合を避けるため,畔上は接線剛性マトリクスの逆行列をsmootherとして用いる力法を提案している.力法は線形最適化問題に対して有効であることが確認されているが,非線形問題に対する拡張はまだ確立されていない.本研究においては,力法を非線形形状最適化問題へ拡張した新たな最適化手法の提案を行う.提案する手法の特徴としては,半解析微分法とDirectional Derivativeを用いることにより感度を効率的に計算することができるが挙げられる.また,これらの感度解析手法を用いた場合には,既存の非線形解析コードに変更を加えることなく感度を算出可能であり,本手法は容易に用いることが可能である.