中央大学理工学部地学生物学教室
2004 年 16 巻 1 号 p. 93-102
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要旨:鉱化植物化石は, 単に植物の内部構造だけでなく, 精子受精などの生殖過程まで保存されるような場合さえあり, 植物の形態進化を研究する上で大きく貢献できる。鉱化化石からどのような事実が明らかにでき, どのような形態学的な研究が展開できるのかを, これまでの研究成果に即して紹介する。カナダ産の始新世のシダ類化石, 日本産の後期白亜紀植物群, オーストラリア産の後期ペルム紀の裸子植物, グロッソプテリスの生殖器官についてふれる。
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