抄録
本研究では, 伊勢湾地域を対象として地上気象要素に関するメソ気象モデルの計算精度検証を行なった. メソ気象モデルにはMM5 (米国大気研究センター・ペンシルバニア州立大学) を用い, 2001年3月の1ヶ月間の気象場を, 1時間間隔, 1km格子で再現し, 名古屋, 津, 伊良湖の各気象官署と中部国際空港観測局 (海洋タワー) での観測値と比較した. その結果, 風速, 風向, 気圧, 気温, 水蒸気混合比の1時間値は実用レベルの精度を有し, また日射量は日積算値としてであれば実用に耐えうる精度を持つことが明らかになった. しかし, 降水量については精度が悪く, 改善の余地があることが示された.