抄録
波浪推算の高精度化を目的として, 有限水深域における非線形エネルギー輸送を高精度かつ効率的に計算可能な方法を検討した. 本方法は, 深海波を対象としたMasuda (1980), 小松ら (1993) の計算法に基づいて有限水深域に適用可能な形に拡張した橋本ら (1996) の方法に, 小松・増田 (2000) の修正を加えた方法である. 本研究では, 有限水深域における非線形エネルギー輸送の特性を検討し, さらに効率的な計算法の開発の可能性を検討している. また, 本方法をSWANに適用し, 有限水深域における非線形エネルギー輸送の有効性について検証している.