海岸工学論文集
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平衡海浜断面形の形成過程とその波浪応答性に関する研究
鳥居 謙一福島 雅紀山本 幸次
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2003 年 50 巻 p. 536-540

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抄録
本研究では, 改正「海岸法」によって海岸保全施設として指定できるようになった「砂浜」の安定性を評価する指標と手法について, 大型水路を用いた移動床模型実験により検討した.その結果, 任意波浪の作用により形成された海浜断面形の安定状態は, 砕波位置と汀線位置, および前浜勾配とバーム高さを指標とすれば判断できることを明らかにした.また, 任意波浪よりも小さい波浪を作用させた場合には前浜部分と砂漣は変化するが, 任意波浪の再作用で安定状態の海浜断面形が復元されることがわかった.そして, 養浜により形成させた, 高波浪に対しても安定な海浜断面形は, 修正したDeanの平衡海浜断面形の式で与えられることを示した.
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© 社団法人 土木学会
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