海岸工学論文集
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海岸構造物への飛来塩分の付着過程に関する研究
山田 文則細山田 得三
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2004 年 51 巻 p. 1126-1130

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抄録

飛来塩分の構造物への付着過程は, 鋼構造物およびコンクリート構造物の分野から海岸工学の研究者に対して, その解明が強く要請されている. 本研究では, 構造物への飛来塩分の付着過程を明らかにするために2種の形状の構造物に対して実地観測および3次元の数値解析を行い, その結果について検討を行った. その結果, 飛来塩分は構造物の壁面に一様に付着するのではなく分布を持って付着していること, 構造物の形状によってその分布が大きく異なること, 構造物への飛来塩分の付着過程は大部分が構造物の壁面近傍の気流の乱れによって生じていることが明らかになった.

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© 社団法人 土木学会
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