抄録
1996-2005年に太田川放水路河口-祇園水門で調査した生物の生息数, 種類数と生物が棲息する場での泥質・水質および河口域での流動特性 (水位, 水温, 塩分等) を検討することで生物数の変動と棲息環境 (土壌) との関連について検討した.この結果, 砂で構成される干潟においても湿潤密度が1.4-1.6g/cm3程度に維持されており, イソシジミ, アサリ等の二枚貝は湿潤密度が小さい場で棲息していること, 細粒分が少ない場においても湿潤密度が小さい場合には間隙内にクロロフィル-aを多く含むことができることが明らかにされた.