抄録
スリランカ国は2004年12月スマトラ沖地震津波により甚大な被害を受けた. 今後の同国の津波防災・減災計画策定にあたり, より精度の高い津波の遡上・被害予測とその手法の構築が必要となる. 本研究では, スリランカ国南部の主要都市をモデルケースとして, 津波被害状況を把握するため, 訪問面接方式によるアンケート調査及び構造物・地形測量調査を実施した. さらに, 浸水深, 浸水範囲を推定するための数値シミュレーションを実施し, 被害の推定に関する提案を行った. これらは同国の特性を反映したも2であり, 同様の都市へも適用することが可能である.