海岸工学論文集
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IAUデータ同化手法のメソ気象モデルへの導入と台風9918号の海上風・波浪・高潮の追算
河合 弘泰中野 俊夫川口 浩二松浦 邦明
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2006 年 53 巻 p. 381-385

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抄録
メソ気象モデルを台風周辺の気象場の推算に用いる試みがなされているが, 台風の進路や中心気圧が十分に再現できないという課題がある. これを解決する方法の一つにデータ同化があり, ナッジッグがよく知られている. 本研究では, ナッジッグに加えIAUによるデータ同化を行いながら台風9918号の気象場を推算するとともに, そこで得られた海上風と海面気圧を用いて周防灘の波浪と高潮を推算した. その結果, データ同化をしない場合でも, 観測値に比較的近い海上風速, 海面気圧, 有義波諸元, 高潮偏差のピーク値は得られた. IAU手法を用いると, ナッジングの欠点であった時間遅れが改善され, ピークの起時の精度も良くなった.
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© 社団法人 土木学会
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