抄録
干潟の地盤環境の形成過程を解明する上では, 干出と冠水を繰り返す潮間帯における圧密特性を明らかにすることが重要である. 本研究では, 潮間帯における地盤環境の形成過程の解明に向けて, 高透水性の中間砂礫層が存在するような場合の自然干潟をも含む条件を設定し, 潮位変動下の圧密実験を実施した.さらに, Sekiguchi・Ohta (1977) の弾塑性および弾・粘塑性構成則を適用し, 潮汐作用下の圧密挙動を定量的に評価できる有限要素解析手法を提案する. また, 適用性を検証した解析モデルを用いて, 水平排水層が存在する場合に, 堆積粘性土地盤の干潮位からの地盤面の高さが自重圧密沈下特性に与える影響を評価した.