抄録
海浜における飛砂量鉛直分布を適切に予測する手法を開発するため, 現地規模の飛砂風洞装置を用いて飛砂量鉛直分布を測定した. 実験に用いた砂は中央粒径0.15mm, 0.25mm, 0.48mm, 068mmの4種の砂, および中央粒径0.15mmと0.48mmの砂を等容積で混合した砂, 計5種類の砂である. 実1験結果は, 河村 (1951) による飛砂量鉛直分布式が実験データをよく説明することを示した. 河村の飛砂量鉛直分布式には、実験によって定めなければならない3つの係数が含まれているが、多数の実験からこれらの係数を定めることができる実験式群を求めることができた.これにより, 中央粒径と風速 (摩擦速度) が判れば、その風速 (摩擦速度) 時の飛砂量鉛直分布を計算することが可能となった.