海岸工学論文集
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突堤群による掃流砂収支の数値検討
中村 聡志
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2006 年 53 巻 p. 541-545

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抄録
突堤構造物周辺の掃流砂量を波と流れ場によって生じる外力をもとに計算し, 突堤群による漂砂遮断効果や突堤周辺の土砂収支が数値検討された. 突堤周りの4つの領域 (漂砂上手突堤内, 上手突堤外, 下手突堤内, 下手突堤外) で突堤長による土砂の収支が計算され, 突堤端が砕波開始点を越えると下手突堤内の土砂収支がマイナスに転じ, 漂砂遮断による下手側の侵食が始まることが示された. また, 突堤による沿岸掃流砂の阻止率や沖への流出量が定量的に示された. 計算は限定された底質・地形・波浪条件で行われており, 結果の適用においては, 異なる条件での検討による一般化が必要である.
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