海岸工学論文集
Online ISSN : 1884-8222
Print ISSN : 0916-7897
ISSN-L : 0916-7897
波崎海岸における汀線位置の長期変動特性
鈴木 崇之栗山 善昭
著者情報
ジャーナル フリー

2006 年 53 巻 p. 621-625

詳細
抄録
波崎海洋観測施設において15年間にわたり休日を除く1日1回計測された地形断面より汀線位置の変動特性を検討した. 汀線位置変動は6ヶ月, 9ヶ月, 1年周期が卓越し, さらに, 1,000日以上の長周期変動も有していた. 観測期間の前半と後半とに分けて長周期変動の特性を見ると, 1995年以前には4.5年周期, 1995年以後は3.2年および7.5年周期の変動が卓越していた. 汀線位置の変動と沖波のエネルギーフラックスとの関係を検討した結果, 汀線位置の長周期変動の変化量は岸沖方向成分のエネルギーフラックスの長周期変動とは相関が見られたけれども, 沿岸方向成分のそれとは相関は見られなかったことから, 汀線の長周期変動には岸沖方向成分のエネルギーフラックスが影響していると結論づけられた.
著者関連情報
© 社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top