海岸工学論文集
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護岸背後の地盤の陥没現象と裏込土砂の流出発生限界に関する研究
中村 友昭許 東秀水谷 法美
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2006 年 53 巻 p. 836-840

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抄録

裏込土砂の流出により海岸護岸背後の舗装路面の下に空洞が形成され, 床版の落下に到った事例が過去に報告されている. この原因として考えられている堤体背後の裏込土砂の流出に関して, 現在までに海岸堤防や矢板式護岸を対象に検討が行われているが, 重力式護岸を取り扱った研究は極めて少ない. 本研究では, 実際に土砂流出に伴う護岸背後の陥没が確認された重力式直立型護岸を取り扱い, 護岸下部の目地からの土砂流出機構を水理模型実験と数値計算により考究した. その結果, 護岸下部の土砂内部に生じる体積ひずみとそのすぐ沖側に生じる沖向き流速の増加に伴い裏込土砂の流出が生じやすくなる傾向が明らかになった.

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© 社団法人 土木学会
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