2024 年 39 巻 6 号 p. 293-300
〔目的〕模擬患者への歩行動作指導において行われる教示やフィードバックが,理学療法士と学生とでどのように違うかを検討した.〔対象と方法〕10名の理学療法士と8名の大学生を対象とし,模擬患者への歩行動作指導を行わせた.対象者は,その様子を録画した動画の視聴前後で自己評価を行った.動画から教示,フィードバックに関する指標の頻度を解析した.〔結果〕理学療法士は学生より教示やフィードバックの頻度が高かった.ビデオ視聴後の学生の自己評価は,理学療法士に比べて有意に低かった.〔結語〕理学療法士は内的焦点による教示を使い,学生に比べてフィードバック頻度が高い傾向を示した.