抄録
本稿では、システム開発の失敗リスクを定性的に分析するために、GAPS2分析フレームワークを提案する。このフレームワークは、システム開発の失敗の主要因はステークホルダー間での知識ギャップにあると捉え、経営者との間の目的のずれであるゴール(Goal)のギャップ、システムのユーザとの間の業務の理解の差であるアクティビティ(Activity)のギャップ、プロジェクト管理が開発の状況に追随できないプロセス(Process)のギャップ、システム構築に必要な技術スキルが充足されないスキル(Skill)のギャップの4つの視点からプロジェクトの問題を分析する。