情報システム学会 全国大会論文集
Online ISSN : 2433-9318
第4回全国大会・研究発表大会論文集
セッションID: E2-1
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E2 一般セッション 情報システムの開発
反復型手法の知財化プロセスへの応用
*福島 祐子瀬尾 明志
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抄録
弊社ではコンサルティングサービスで作成したモデルを蓄積し,利活用することにより質の高いサービス提供を目 指している.モデルを後のサービスで活用するには,知財化作業を実施してモデルの質を高める必要がある.しか し,限られた期間・コストの中で質の高い知財を作成するには,早い時期からの品質レビューの実施,品質のばら つきの防止が求められる.この要件を満たすために,システム開発ですでに考案されている反復型手法を応用した 知財化プロセスが有効であるという仮説を立てた.反復の期間ごとに品質レビューを実施し,レビュー結果を確実 に次の反復作業にフィードバックする.実際の知財化プロジェクトに適用することによりこのプロセスを検証した. プロジェクトは計画通りに完了し,また,高い顧客満足度を得られたことから,このプロセスは有効であるという 結論を得た.
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© 2008 一般社団法人 情報システム学会
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