抄録
本研究の目的は、路上ライブへ足を運ぶ顧客の特質を分析し、学生バンド「ぽこぴー」の事例を通して、有効な集客方法を提案する事である。研究方法は、路上ライブに訪れた顧客12人に対するFace to Face によるアンケート調査によるものである。結果として、「ぽこぴー」の顧客特質として、常連が多い、一人で来ていたとしてもコミュニケーションを求めている、より近い距離感を求めている、ことが分かった。このことから、演奏者は顧客とコミュニケーションを取ったり、演奏者と顧客が同じ空間をより密接な距離で共有したりする事で、集客に繋がるという事が示唆された。