抄録
送受信に複数のアンテナを用いるMIMO無線通信システムは4Gのシステムをはじめ多くの無線通信システムに置いて採用されている基盤技術である。そのMIMO無線通信システムをさらに発展させたのが、次世代無線通信システムにおける重要技術であるMassive MIMO無線通信システムである。Massive MIMOでは非常に多くのアンテナを搭載することでその性能を大きく引き伸ばすことができるが、同時に受信機側における信号検出処理の負荷も高まっており、できるだけ精度は保ったまま計算量を落とす必要がある。そこで近年研究されているのが格子基底縮小を適用した線形検出法である。本論文ではその一つであるElement-Based格子基底縮小アルゴリズムに着目をし、ビット誤り率をほぼ維持したまま計算量を削減するための改善を行い、シミュレーションによりその有用性を示している。