産業応用工学会全国大会講演論文集
Online ISSN : 2424-211X
2019
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Kinectを用いたダンスの撮影装置
*浜崎 有馬*北園 優希
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会議録・要旨集 オープンアクセス

p. 23-24

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抄録

ダンスは,体一つあれば楽しめる身近な娯楽である.感情表現のため,神への祈りのため,もはや生活のためともいえるほどに,長い間受け入れられ,親しまれてきた. それは現代でも変わらない.小中学校での義務教育に取り入られたり,CMやドラマで流行したり,スポーツとして大規模な大会が開かれたり,より幅広い分野で,ダンスに触れるようになった. そんな年齢性別を問わないダンスにおいて,制作者の存在は必須といえる.プロでも子供の発表会でも例外はない.ダンスがより身近になった今,ダンスの創作も必然的に身近になるはずである.ここで問題となるのが,創作したダンスの保存と記録の方法である. ダンスに限らず,創作物は形に残さないと意味をなさない.他人に伝えてこその創作活動である.しかしダンスは一般的な創作物に比べ,形として残りにくく,「一度考えた振り付けを忘れる.」「どんな動きか自分から見えない」といった問題が生じるのである. この問題の解決のため,KinectのRGBカメラ機能を用いて,振り付けごとに動画を保存,自由に組み合わせ再生できるアプリケーションを開発し,ダンスを確実に保存,再生,創作可能にすることを目的とする.

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© 2019 一般社団法人 産業応用工学会
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