抄録
本研究の目的は、側方流動が地中壁に及ぼす外力の特性を模型実験によって明らかにすることにある。長さ3m、水平幅1mの土槽内に層厚25cmの飽和砂層 (液状化層) を設置し、さらにその上部に5cm-15cmの厚さの不飽和層 (非液状化層) を作成した。加振 (5Hz、5波、約800gal) により飽和砂層を液状化させた後、土槽を傾斜させることにより側方流動を発生させ、土槽中央に設置した地中壁に作用する土圧を測定した。土圧と地表面傾斜角および非液状化層厚との相関性を検討し、非液状化層より地中壁に作用する外力の要因は液状化土の流動によって生じる非液状化層との境界のせん断力であることが明らかにされた。