抄録
構造物に原因の分からないノイズ振動が複数作用している場合に、それらの振動の特徴、発生場所を特定することは重要である。そこで本研究では、このような複数の入力が独立かつ多点入力すると仮定し、その時の構造系の応答値および構造系の動特性が既知という条件の下で入力波形を同定することを考える。その際用いる手法として、情報処理の分野で開発の進められている独立成分解析を利用し、線形8自由度構造モデルを対象とし、その適応性を検証する。その結果入力位置が既知であれば観測値にノイズが含まれる場合でも同定が可能であることが分かった。またノイズがない場合は入力数、位置が未知の場合でも、同定が可能であることが分かった。