地震工学研究発表会講演論文集
Online ISSN : 1884-8435
ISSN-L : 1884-8435
桁と橋台の衝突を考慮した橋梁の地震時挙動に関する解析的検討
佐藤 雅士運上 茂樹星隈 順一
著者情報
ジャーナル フリー

2001 年 26 巻 p. 1161-1164

詳細
抄録
橋梁においては地震時水平力分散ゴム支承を用いた連続構造が採用されることが多く、大地震時における桁の変形量が大きくなることから、遊間や伸縮装置の設置などにおいて問題が生じ得る場合もある。一方、遊間を大きく設けない場合には、大地震時には桁と橋台や桁同士の衝突が生じ得るが、この場合には衝突部に損傷を生じる可能性がある。その一方で、桁の橋軸方向の振動を抑制する効果も期待され、橋全体としては耐震性を向上できることも考えられる。このため、本論文では、地震時の桁と橋台の衝突に対して遊間量や緩衝装置の設置が橋全体の振動に対してどのような影響を及ぼすかを解析的に検討した結果をまとめたものである。
著者関連情報
© 社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top