抄録
三宅島における火山噴火に伴う三宅島-新島間における火山性地震に関して東大地震研究所からダイク状マグマの貫入モデルが提案されている。この地域は銭州海嶺のみでなく石廊崎-新島を結ぶ右横つれ断層領域でもあり、力学現象は複雑である。本研究ではまず不連続体解析を用いて標準的な火山噴火のシミュレーションを行い、こうした火山噴火のメカニズムを解析面からアプローチする事を試みた。これにより、マグマ上昇に伴う環状割れ目と放射状割れ目の発生を確認し、火山噴火に伴う山体に生ずる破壊性状を把握できることを明らかにした。更に高温岩体における水圧破砕に伴うモデル化技術を発展させ、こうした複雑な場での解析アプローチを提案した。