地震工学研究発表会講演論文集
Online ISSN : 1884-8435
ISSN-L : 1884-8435
階層型解析手法を用いた強震動予測手法の開発
市村 強堀 宗朗
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2001 年 26 巻 p. 189-192

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抄録
強震動分布情報を工学的に必要とされるレベルで高分解能・高精度でシミュレーションすることの意義は大きいと考える. このシミュレーションをおこなうためには, 膨大な計算量と地盤情報の不確実性という二つの難点がある.この二つの難点を克服するための方法としてマクロ-ミクロ解析手法を提案している. 本論文ではこの手法によって実際に強震動をシミュレーションし, 実測データと比較をおこなった. また, 現実的なモデルをもちいて強震動のシミュレーションをおこなうためには波動場計算手法についても検討が必要である. ここでは, 有限要素法の計算法に検討をくわえ大規模な波動場計算ができるようにした.これらの方法によって2 [m] という高い分解能で強震動分布をもとめることができた. 地下の三次元構造とこの強震動分布の比較から, 地表付近の三次元構造によって強震動分布は大きな影響を受け, 100×100 [m] という狭い範囲でも, 顕著な偏りが生じうることがわかった. このことから, 工学的に必要とされるレベルで高分解能・高精度でシミュレーションするためには, このような三次元シミュレーションを適用することの意義が大きいことがわかった.
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© 社団法人 土木学会
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