抄録
2000年10月6日に発生した鳥取県西部地震においては, 鳥取県西部の西伯町, 会見町, 日野町などで合わせておよそ2, 800世帯が地震直後に断水し, 市民生活に大きな影響を及ぼした. 本研究では, 米子市と境港市に給水している米子市水道局に注目し, 上水道被害の全体像を被害統計に基づいて報告するとともに, 被害の特徴について分析した. 特に, 液状化の発生が顕著だった境港市の竹内工業団地内の被害に注目し, 地盤データを解析することにより地盤特性と管路被害との関係を考察した. その結果, 管路の被害は液状化による地盤変形の影響を強く受けていることが明らかになった.