抄録
近年, クリーンエネルギーの1つとして風力発電の導入が世界各国で積極的に図られている. 日本においても普及が進み, 近年では建設コストの視点より大型化する傾向にあり, 設備普及の拡大に伴いレベル2地震に対する検討も重要な課題と考えられる. また, 風力発電などの塔状構造物では, 風荷重や地震荷重などにより大きな転倒モーメントが生じる. それに対し, 先端形状に特徴のある先端翼付き鋼管杭 (以下, つばさ杭と呼称) の使用が期待される. そこで, 本研究では鉛直交番載荷試験より得られたつばさ杭の特性を用いてレベル2地震動を想定した風力発電塔の動的解析を行い, 既往の杭 (直杭) と比較することによりつばさ杭の有用性を検証している.