抄録
2000~2004年の5年間に岐阜県内の101観測点で得られた計測震度0.5以上のデータ (208地震, 2634個) を整理して基礎的分析を行った. まず距離減衰式による推定震度と観測震度との差の平均値・標準偏差および震度観測回数を用いて, 地盤増幅度に関する考察を行った. 各観測地点の揺れ易さを表す地点係数に相当する指標として定量化した. また震度計設置環境調査の判定区分と揺れ易さとの関係を検討した結果, 両者には明確な関連性が見られないことを指摘した. また紀伊半島沖および東海沖の地震による計測震度の伝達状況から, 約10分で震度情報集約が可能であることを確認した. 今後, 震度情報の有効活用に向けて全国を対象とした分析が望まれる.