抄録
関東地域において周期2~20秒の長周期地震動を対象とした確率論的地震ハザード解析を行うために, 減衰1%擬似速度応答スペクトルと継続時間の指標 (減衰10%のエネルギースペクトルと速度応答スペクトルの比) に対する推定式を作成した. 推定式の作成では, 2000~2006年の間に発生した18個の地震に対する観測記録とともに, 想定南関東地震 (MJ7.9) と関東平野北西縁断層帯で発生する地震 (MJ8.0) に対する三次元数値シミュレーションによる計算波形を合わせて用いた. 得られた推定式を用い, 確率論的地震ハザード解析を行った結果を示すとともに, 確率論的地震ハザード解析に基づき長周期の模擬地震動を作成した例を示した.