順天堂醫事雑誌
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特集 教授定年退職記念講演
順天堂での37年間で学んだこと
平野 隆雄
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2013 年 59 巻 3 号 p. 241-245

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抄録

私は1975年岩手医科大学卒業後, ただちに同年6月, 順天堂病院の内科研修医として医師としてのスタートを切りました. 2年間の研修終了後, 1977年膠原病内科に入局し, 1978年から5年間基礎免疫学の研究を, 東京大学で3年間, ニューヨーク大学で2年間させていただきました. この期間で免疫学の素晴らしさを教えていただきました. 帰国後の1983年より, 再び膠原病内科にて臨床, 免疫学の研究 (IgE産生の統御) を17年間続けてまいりました. 1994年からは血液内科に移り, 血液学の臨床, 研究 (主として移植免疫) に11年間携わってまいりました. 2005年からは新設された順天堂大学医学部附属練馬病院の血液内科スタッフとして8年間, 主として臨床, 教育に力を入れてまいりました. しかし長い間の順天堂で過ごした時期を通して, 私にとって最も重要であったことは, 多くの人々 (恩師, 先輩, 同僚, 後輩, 看護師, 大学スタッフ, 患者さん) との繋がり, 和であります. このことが37年間での順天堂で学んだことであります.

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© 2013 順天堂医学会
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